ピアノを始めると基礎練習は何をしたらいいんだろう?
と悩む方もいると思います
曲を弾く前に少し基礎練習をすると指もほぐれますし
ピアノを弾く技術が
身についていくのでオススメです
今回はスケールとカデンツについてのお話です
軽く理論的なお話をしますが
楽譜と動画を載せていますのであまり難しく考えずに
ご覧いただけたらと思います
音楽理論の入口を少しかじりましょう
スケールとは日本語で表すと音階です
音階とは音の階段のことで
ある音から一定の規則で順に並んだ音の集まりのことをいいます
とても有名なのは
ドレミファソラシドというスケール
誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか?
これはハ長調の音階で、英語では
Cメジャーのスケールという呼び方をします
スケールの後の和音はカデンツといいます
カデンツとは終止形の和音進行のことです
かんたんに説明すると
そのキー(調)のコード(和音)による終止するための
コード進行の定型です
この曲はこのコード進行で曲が終わりますよ〜という感じですね
詳しくはコードの機能も含めこちらの記事で説明しています
キー(調)は24種類もあるのですが
初心者の間は♭2つ、♯2つまでのメジャー(長調)とマイナー(短調)を
スムーズに弾けるようにすると良いです
なぜなら初級の曲は♭2つ、♯2つまでくらいのキーが多いからです
初めからあまり使うことのない調を覚えていくより
曲によく出てくるキーをまず練習した方が、ムダがないと思います
では各キーの楽譜とそれを演奏した動画をご覧ください
Cメジャー(ハ長調)とAマイナー(イ短調)|調号なし
Cメジャー
Aマイナー(ナチュラル・ハーモニック・メロディック)
マイナーのスケールは3種類ありますが
この中で最も頻度が高いのがメロディックマイナースケール(旋律的短音階)です
初めはメロディックマイナースケールを練習すると良いです
Fメジャー(ヘ長調)とDマイナー(ニ短調)|♭1つ
Fメジャー
Dマイナー(ナチュラル・ハーモニック・メロデイック)
Gメジャー(ト長調)とEマイナー(ホ短調)|♯1つ
Gメジャー
Eマイナー(ナチュラル・ハーモニック・メロディック)
B♭メジャー(変ロ長調)とGマイナー(ト短調)|♭2つ
B♭メジャー
Gマイナー(ナチュラル・ハーモニック・メロディック)
Dメジャー(ニ長調)とBマイナー(ロ短調)|シャープ2つ
Dメジャー
Bマイナー(ナチュラル・ハーモニック・メロディック)
まとめ
オススメの楽典教本
↓
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ハノンなど練習教本を見ると
全部のキー(調)が掲載されていますが
一度に全て練習するのではなく
弾こうとしている曲のキーのスケールとカデンツを練習してみてください
スケールとカデンツを弾くことで
調性が耳に残るので曲を弾く上で導入しやすくなります
練習しているとよく♭や♯を落としてしまう
と思う方はスケールとカデンツを弾いてから曲を弾くと
すんなりいくかもしれません
最後まで読んでくださりありがとうございました!