ピアノで楽譜を読んで弾くというと
ト音記号とヘ音記号を同時に読んで弾く方法が一般的ですが
もっとラクに楽譜を読む方法があります
それはコードを理解して弾くことです
とても便利なコードについてお話しします
![akiko](https://yurupiano.com/wp-content/uploads/2021/06/bb63eefefae0fe76f3bf2315c0388afe-e1623567319865.jpg)
大手音楽教室で大人の方を指導するかたわら
レストラン、パーティーなどでバンド演奏活動もしています
コードを理解すると楽譜を読まなくてもハーモーニー(和音)がわかる
1.コードとは何か
良く生徒さんに「コードってギターを弾く人が覚えるものでしょ?」と言われます
それは間違いです
コードとは
和音、ハーモニーのことで重なった音の響きのことをいいます
例えばバンドで演奏する場合ベースが低音部を弾きサウンド全体を支えます
その上にピアノやギターがハーモニーをのせます
さらにボーカルやサックス、バイオリンなどの旋律楽器がメロディーを奏でます
これらが一体になることでハーモニーが生まれます
このハーモニーがコードの響きということです
単音しか出せない楽器やボーカルは一人でハーモニーを演奏することはできません
しかしピアノやギターは同時にたくさんの音をだすことができます
その中でもピアノは楽器の中で最も音域が広く
メロディーとハーモニーを同時に演奏することができます
すなわち右手でメロディー、左手でハーモニー(コード)を弾くことで
ピアノソロの演奏が生まれます
2.コードを理解して弾くことのメリット
・楽譜を読まなくても響きがわかる
コードはいろいろな種類があるのですが
基本はC ,D ,E ,F ,G ,A,Bというようにアルファベットであらわします
C=ド、ミ、ソ
F=ファ、ラ、ド
G=ソ、シ、レ
というようにアルファベットに対して構成音が決まっているので
見るだけで何の音を弾くべきなのかを理解できます
・超かんたんにアレンジできる
かんたんに弾く方法はコードのルートだけひく方法です
ルートとはC=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シをあらわし
これがコードの基礎の音になります
右手でメロディー、左手でルートを弾き
両手に合わせるとかんたんソロアレンジの完成です
メロディーを弾くことで手一杯で、左手をつけることが大変でも
ルートだけならきっと弾けます!
3.デメリット
・かっこよく弾くにはアレンジの勉強も必要
アレンジの方法は色々ありますが
基本的な伴奏のアレンジには、和音とアルペジオがあります
※アルペジオ:和音をバラバラに弾く奏法
C=ドミソと理解できてから
曲の雰囲気やジャンルによって”ドミソ”をどのように弾くのか考える必要があります
なのでステップとしては
コードを覚える→どのように弾くのか考えて弾くという手順になります
まとめ
・コードを覚えると楽譜を読まなくても弾くことができる
・初めはルートを覚えて、右手でメロディー、左手でルートを弾いて演奏する
・もっとかっこよく弾きたい!と思ったらアレンジの勉強もする
コードとソロピアノの基本の”キ”についてお話ししました
参考になればうれしいです
最後まで読んでくださりありがとうございました!