曲を弾こうと楽譜を開いて何から手をつけよう?と思ったことありませんか?
楽譜を見てすぐに弾ければ良いのですが、なかなかそういうわけにはいかないですよね?
楽譜を読んで弾けるようにするまでの手順をについて話したいと思います
月間70名の大人の方にピアノや音楽理論を指導している私がお話しします!
1『聴く』曲のイメージをつかむ
1-(1)全体のイメージをつかむ
楽譜を見て、どんなメロディーなのか?どんなリズムなのか?ハーモニーなのか?
イメージすることはとても難易度が高いです
そこで、まずその曲を聴いてみましょう
1-(2)楽譜と連動した音源を楽譜を追いながら聴く
ここでの聴くとは漠然と「いい曲だな」
というように曲を鑑賞するのではありません
楽譜のメロディーやリズムを確認しながら音源を聴きます
曲には色々なアレンジがありちょうど持っている曲のお手本を探すことは難しいかもしれません
なので初心者の間はお手本の音源や動画がある楽譜を選んで初めると良いと思います
YouTubeなどで楽譜と連動したお手本動画が上がっていたり、CDがついていたりするものもあります
楽譜と同じ演奏を動画を交えて解説しています
↓
2『弾く』楽譜をみて弾く
2-(1)メロディー(右手)だけ弾く
メロディーを弾くことで曲全体の流れをつかむ
準備段階として曲をよく聴くことでイメージができているので
メロディーは比較的スムーズに導入できると思います
メロディーはほとんどの曲は右手で弾きます
その際の注意点は指番号を守ることです
ついつい音を読んで弾くことだけに注意がいきがちですが
音の高さ、長さ(リズム)に加えて指番号も正しく弾きましょう
指番号は効率よくなめらかにピアノを弾くのには不可欠です
ピアノの鍵盤は88鍵あり、指は両手合わせても10本しかありません
曲をスムーズに弾くためにはどの音を何の指で弾くのかカギになります
ビギナー向けの楽譜には必ず指番号が書いてありますので必ず守るようにしましょう
2-(2)伴奏(左手)だけ弾く
右手の練習と並行して左手も練習します
左手は伴奏やハーモニーを担っている場合が多いので
左手のみでは曲のイメージが掴みにくいです
メロディのどの部分に左手の、どの部分が当てはまるか分かりにくいため
右手ほど徹底的に練習しなくても、おおよそ音の動きがつかめれば良いです
左手も右手と同様、指番号に気をつけましょう
2-(3)両手を少しずつ合わせていく
片手ずつの準備ができたらいよいよ両手にしていきます
両手にする際のポイントは区切りながら合わせていくことです
具体的にはフレーズごと→リハーサルマークごとに合わせていくと良いです
フレーズとは、旋律の区切りで、メロディーを歌った時の息継ぎをする箇所のイメージです
文章でいったら『文頭』から『。マル』までといったらわかりやすいでしょうか
リハーサルマークとはA、B、Cのように曲の部分を指定するために付けられた記号です
フレーズよりも長く、文学でいう第一章、第二章というイメージです
両手にする際よくあるのが始めから全部を通して合わせてしまうことです
絶対にダメというわけではないですが、私はおすすめしません
理由は、やっとのことで両手で合わせて弾き終わっても弾きずらかった箇所を覚えていられないからです
それよりも区切って練習することで、間違えたところを確実に弾けるようにしてから進めた方が定着していきます
先に進みたい気持ちを抑えつつ少しずつ両手にしていきましょう
その際、両手にしている部分以外の
すでに弾けている右手、左手は忘れないように復習しておきましょう
3『仕上げ』曲を楽しんで弾く
さて、両手で弾けるようになりました 頑張りましたね!
ですがここで終わりではなくもうひと頑張りです
つまづかずにスラスラ弾けたらあとは仕上げに入ります
強弱記号、p(ピアノ弱く)f(フォルテ強く)など音量を変化させて演奏します
ピアノは本当の名前はpfピアノフォルテと言って弱い音も強い音も出る楽器という意味です
間違えずに弾けたら強弱をつけて音楽的に演奏してみましょう
まとめ
ピアノ初心者の方が1曲を弾けるようにするまでの手順をお話ししました
初めは短めの曲からチャレンジして弾けることの喜びを
積み重ねていただけたらどんどんピアノを弾くことが楽しくなると思います
ピアノを始めたあなたを応援しています!
最後まで読んでくださりありがとうございました!