ピアノ初級者向け【譜読み】をはやくするコツ&練習方法

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ピアノ初心者の方へ

生徒さん
生徒さん

・楽譜がスムーズに読めない。

・すごく時間がかかってしまう。

という方も多いのではないでしょうか。

今回は譜読みを早くするコツ練習方法をご紹介します。

譜読みってなに?

『譜読み』とは、初めて弾く曲の楽譜を見て、

書かれている音符やリズムを正確に、ひと通り楽曲を演奏することです。

ポイント

ゆっくりと一定の速度で、多少の間違いは気にせず、一曲を通して演奏することを意識しましょう

すぐに弾かない!まず楽譜の全体像を把握しよう

効率的に譜読みを進めるには

いきなり弾かずに、まず楽譜の全体像を把握することが大切です。

楽譜を見て以下のポイントをチェックしていきましょう。

1.調を確認する

楽譜には、曲全体を何調で弾くのか指示するために調号という記号があります。

ト音記号・ヘ音記号のすぐ右に♯(シャープ)や♭(フラット)が書いてあり

例えばファの音に♯が付いていたら

この曲に出てくるファの音は全部♯(半音上げる)で弾いてくださいね。」

という意味になります。

ト音記号・ヘ音記号のすぐ右に何も書いていなかったら

その曲は黒鍵を意識しないで演奏していきます。

ちなみに♯、♭がつかない調をハ長調といい、

聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

2.拍子を確認する

曲には拍子というリズムを形成する単位があります。

一定数の拍(はく)をひとかたまりにして区切ったものをいい、リズムの基礎になります。

拍の数と強弱の関係により2拍子、3拍子、4拍子などの種類があり、

その曲中は同じ拍子で演奏されます。(途中で拍子が変化する曲もあります。)

3.曲の進行を確認する

始めから最後まで順に弾き進めて行く曲もありますが

中には、繰り返しながら演奏することを表す反復記号がある楽曲もあります。

リピート記号や1番カッコ、2番カッコなどといい

弾き始める前に、この曲はどのように弾き進めて行くのか進行を確認しましょう。

4.転調しているか確認する

曲中で調が変化することを転調と言います。

弾き始める前に、途中で転調するか確認しましょう。

5.共通する項目を探す

楽曲はイントロ(前奏)、Aメロ、Bメロ、サビ、エンディング(後奏)のように、

曲調の変わるフレーズを1つの項目に区切り

それがまとまって1曲が構成されてます。

文章で例えたら、「起承転結」のような感じです。

弾き始める前に、

どのような構成でできているのか共通または似ている項目はあるか。確認しましょう

6.同じパターンの音符の動きを探す

同じメロディー(右手)、同じ伴奏パターン(左手)の箇所がある曲が多いです。

よくある形としては

メロディー

・同じメロディーが繰り返し登場する。

伴奏

・同時に和音で弾くか、アルペジオで弾くかの違いで、使っている音は同じ。

<例>

ド・ミ・ソを同時に弾くか(和音)、ド→ミ→ソと順に弾いていくか。(アルペジオ)

準備ができたら弾いてみよう

手順

1.片手ずつ練習する

  • 指づかいを守る(自分に合った指づかいを決める)
  • 正しいリズムで弾けているか確認する

2.両手で練習する

  • 区切りながら少しずつ確実に弾けるようにしていく
  • 弾きづらい箇所も同じテンポで弾けるようにする
  • 片手ずつの練習で身につけた指づかいや正しいリズムを崩さない

注意するポイント

暗譜しない

楽譜を読みながら弾くことが目的なので楽譜を暗記して弾くのはやめましょう。

(暗譜してしまうと、楽譜を読む必要性を感じなくなり読もうとしなくなってしまいます。)

繰り返し練習していて自然に覚えて行くのは良いですが

覚えてしまっても、楽譜を読みながら弾いていくことを心がけましょう。

できるだけ手元を見ずに

いわゆるブラインドタッチですね。

譜読みが上達してくると、楽譜のみを見ながら弾き進めることができるようになります。

しかし、初めから手元を全く見ずに弾くことは難易度が高いので、

楽譜と手元をチラチラ目線を動かし、確認しながら弾きましょう。

5指をあまり動かさなくても良い、音域が狭い曲や音数が少ない曲

徐々に慣らしていきましょう。

メロディーを頭の中で歌う

弾けているのだけれど、自身の演奏した音を全然聞けていない。

こんなことありませんか。

機械的に音を押さえていくのではなく、

鼻歌のようにメロディーを歌いながら弾いていくことで

自然と曲が頭と耳に定着していきます。

自身の音をよく聞きながら演奏しましょう。

オススメの練習本

『譜読み』は、正しい方法数をこなすことで上達します。

自身が弾きたい曲で譜読みを練習していくのも良いと思いますが、

長かったり、難易度の高い曲ですと

譜読みの練習というよりは、弾くことに一生懸命になってしまいます。

ポイントは「譜読み」に特化した練習本を用意して数をこなしていくことです。

オススメは初見用の練習本です。

初見の本は1曲が短く取り組みやすいですし、

色々な調や拍子や曲調の違う種類の曲が掲載されているからです。

レパートリーと並行して、譜読みの課題を少しずつ取り入れていきましょう。

少しずつ譜読みが早くなっていくのを実感できると思います。

最後にオススメの本をご紹介しますね。

細かい項目に分かれていて段階的に
短い曲で楽しみながら

充実したピアノライフが送れますよう応援しています。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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