憧れのピアノ、いつか弾けるようになりたい…!そう思ったことはありませんか?
でも、いざ始めようとすると、まず悩むのが楽器選び。場所も取るし、お値段も張るアコースティックピアノは、なかなかハードルが高いですよね。
実は、同じように悩んだ多くの方が、手軽なキーボードからピアノの世界への第一歩を踏み出しています。
でも、本当にキーボードでピアノの練習ってできるの?どんなキーボードを選べばいいの?
この記事を読めば、そんな疑問がスッキリ解消!あなたにぴったりの一台を見つけて、さあ、充実したピアノライフを始めましょう!

大手音楽教室で月に70名の大人の生徒さんをサポートしている筆者が
実際に生徒さんにオススメしているピアノタッチキーボードをご紹介します!
アコースティックピアノに近い①鍵盤の重さタッチ感、②タッチレスポンス機能、③必要な鍵盤数を備えた(理想は88鍵盤少なくとも76鍵盤)「ピアノタッチ」のキーボードを選ぶことが、遠回りのようで実は最も効果的な練習への近道となります。
2025年版|メーカー別ピアノタッチキーボード
カシオ(CASIO)|プリヴィア(Privia)シリーズ
Privia PX-S1100・PX-S3100比較表
PX-S1100 | PX-S3100 | |
鍵盤 | 88鍵盤 ※タッチレスポンス ※スマートスケーリングハンマーアクション鍵盤 | 88鍵盤 ※タッチレスポンス ※スマートスケーリングハンマーアクション鍵盤 |
音源 | ※マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源 | マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源 |
最大同時発音数 | 192 | 192 |
Bluetooth | ○(オーディオ/MIDI) | ○(オーディオ/MIDI) |
主な特徴 | ・エントリーモデル ・練習用ピアノタッチキボーードに 必要な機能は兼ね備えている。 | PX-S1100に加えて ・豊富な音色数(700音色)やリズム機能、自動伴奏機能などを搭載 |
サイズ(mm) 重量 | 1322×102×232 11.2kg | 1322×102×232 11.4kg |
鍵盤を弾く強さ(速さ)によって音量を変化させる機能。
この機能を使うと、アコースティックピアノのように、
鍵盤を押す強さ(速さ)で音量や音質を変化させ、演奏の表現が豊かになります。
ハンマーの自重によるアクション機構を小型化した
カシオ独自の技術によって、想い描いた音を奏でられる鍵盤
楽器が同時に出せる、最大の音の数です。
この数値が多いほど、両手を使った演奏や、ペダルを使って演奏する場合に音切れすることなく、豊かな響きで演奏を楽しめます。
弾き方や時間の経過によって音色が変化するグランドピアノならではの高い表現力を実現した
カシオが開発した電子ピアノの音源技術

違いはPX-S3100に豊富な音色数とリズム機能が搭載されていることです。
そのような機能は必要ない、ピアノを練習するという目的でしたら
PX-S1100がオススメです。
ヤマハ (YAMAHA)|Pシリーズ
P-145・P-145BT・P-225比較表
P-145 | P-145BT | P-225 | |
鍵盤 | 88鍵盤 ※GHC鍵盤 タッチレスポンス機能 | 88鍵盤 GHC鍵盤 タッチレスポンス機能 | 88鍵盤 GHC鍵盤 タッチレスポンス機能 |
音源 | ※AWMステレオサンプリング | AWMステレオサンプリング | ※ヤマハ CFXサンプリング |
最大同時発音数 | 64 | 64 | 192 |
Bluetooth | ○(オーディオ/MIDI) | ○(オーディオ) | |
主な特徴 | ・エントリーモデル ・練習用ピアノタッチキボーードに 必要な機能は兼ね備えている。 | P-145の基本性能に加えて ・Bluetoothオーディオ/MIDI機能を搭載 ・スマートフォンやタブレット等と ペアリングすることで、 再生した音を楽器本体スピーカーから ワイヤレスで聴くことが可能 | ・P-145より豊かな響きのCFX音源 ・楽器本体に1曲のみ録音可能 ・145BTと同じくBluetooth機能を搭載 ・さらに外部スピーカーと接続する場合、 AUX OUT端子を使用するため 楽器本体のスピーカーからも音を出すことが可能 |
サイズ(mm) 重量 | 1326×129×268 11.1kg | 1326×129×268 11.1kg | 1326×129×272 11.5kg |
ヤマハの電子ピアノに搭載される鍵盤で、
アコースティックピアノの弾きごごちを追求した鍵盤
低音部では重く、高音部では軽くなるように、音域によってタッチ感を段階的に変化させています。
実際の楽器音をデジタル録音(サンプリング)し、その音を電子楽器の音源として使うヤマハならではの音源技術
ヤマハの最高峰コンサートグランドピアノ「CFX」の音色をサンプリングして、電子ピアノやハイブリッドピアノなどの音源として利用するための技術
★P-225のみに搭載されている機能
- ステレオフォニックオプティマイザー
ヘッドホン着用時でも、ピアノ本体から音が鳴っているような自然な聴き心地を提供する機能です。 - バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)
弦の振動が、他の弦や響板に伝わるときに生まれる複雑な共鳴音を忠実に再現し、鍵盤を押さえるタイミングや、ペダルを踏むタイミングと深さを変えることで、多彩な響きが得られる技術です。 - インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)
楽器の全体音量の大小に応じて、自動的に音質を補正する機能です。
引用元:YAMAHA公式より

サイズ、重量はほとんど同じですので、
ヤマハ CFXサンプリングで最大同時発音数192の
P225が断然オススメです!
Roland(ローランド)|FPシリーズ
FP-10・FP-30X・FP-60X比較表
FP-10 | FP-30X | FP-60X | |
鍵盤数 タッチ感 | 88鍵盤 ※PHA-4 スタンダード鍵盤 タッチレスポンス機能 | 88鍵盤 PHA-4 スタンダード鍵盤 タッチレスポンス機能 | 88鍵盤 PHA-4 スタンダード鍵盤 タッチレスポンス機能 |
音源 | ※スーパーナチュラル・ピアノ音源 | スーパーナチュラル・ピアノ音源 | スーパーナチュラル・ピアノ音源 |
最大同時発音数 | 96音 | 256音 | 256音 |
Bluetooth | MIDI | オーディオ/MIDI | オーディオ/MIDI |
スピーカー | 12cm x 2 | 12cm x 2(よりパワフル) | (8 x 12cm) x 2 (スピーカー・ボックス付、より高音質 |
主な特徴 | ・エントリーモデル ・練習用ピアノタッチキボーードに 必要な機能は兼ね備えている。 ・省スペース | FP-10の基本性能に加えて ・USB端子を搭載 ・リズム機能 | FP-30Xの基本機能に加えて ・キータッチ機能によりタッチ感を変更可能 ・Piano Designerを使用することにより音色を 編集しオリジナルの音色を作ることができる。 |
サイズ(mm) 重量 | 1284×140×258 12.3kg | 1300×151×284 14.8kg | 1291×125×334 19.3kg |
バネを使わない、ハンマーの重さだけで動くベーシックなタイプの鍵盤
白鍵部分の表面は象牙調仕上げとなっており、サラッとした触り心地が特徴
ローランド最高峰ピアノである「V-Piano」のテクノロジーと
88鍵ステレオ・マルチサンプリング音源」技術を融合して生まれた音源

3種ともタッチ感と音源は同じです。
最大同時発音数が256のP-30Xがオススメ
FP-60Xはシンセサイザー機能を使う方に向いているモデルになります。
まとめ
ピアノタッチキーボードを選ぶ上で重視するべきスペック
- 88鍵盤、タッチレスポンス機能が備わっていること。
- アコースティックピアノに近いタッチ感であること。
- 最大同時発音数ができれば128以上であること。
- サイズ・重量の確認
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの目的や環境にぴったり合ったピアノタッチキーボードを選び、
焦らず、楽しみながら、素敵なピアノライフへの第一歩を踏み出してください!応援しています。